龍・蛇・魚

龍は恵みの雨をもたらす存在であり、蛇や魚は龍の化身と言われています。

龍にまつわる物語-龍船祭の由来譚-

ある父子がいて、二人は魚釣りをしていたところ、息子が川の中へ連れ去られてしまった。これが龍の仕業であると知った父は火を放って龍に復讐をしたが、火は大火となって天は暗闇にのまれてしまった。時は流れ暗闇が明けた頃、別の村のある娘が死んだ龍が流れ着いているところを見つけ、村の者と相談してその龍肉を分配することにした。龍肉を分け終わったその晩、龍は人々の夢の中へ現れ、息子を殺めたこと、自分の命でその罪を償ったこと、そして自分の体に似せた木の船をつくれば五穀豊穣を恵むと伝えた。人々は龍のお告げの通り船を作り、何日間にわたって龍船をこいだところ大雨に恵まれたという。

タイトルとURLをコピーしました