設計図づくり 制作記録①

亮布(リャンプー)

現在、パネルアート作りはせっせと下絵制作中。

実はその前にも地域の皆さんと一緒に作品の設計図作りをしました。

そんなわけで、今回はそのときの様子に加え、これまでの制作状況についてリポートです^ ^(せっかくなので制作記録)

このプロジェクトについて初見の方はまずこちらも読んでみてください

設計図のための設計図づくり

亮布パネルを矢田の地形図に沿って配置するため、まずは紙ベースでこんなのを作りました(元となる設計図)。

A4から少しはみ出しました。笑

ピースが全部で100になるように数えながら下書き。その後は紙をカット&微調整しつつ紙に貼っていきました。

ピースに大小があるのは地形の凸凹感を出したかったからです。地域の方はこの大小が個々人の土地の広さだと思ったらしいのですが、、そんな不平等なことはいたしません笑

色の配置を考える

パネル地は全て亮布がベースですが、その上に載せる図柄については金・銀・白の3色に絞って展開します。

ちなみに金は稲穂を表現している色で、矢田を含むここ中通地区の米作りの歴史はなんと弥生時代まで遡れます。隣の集落には弥生時代中期の遺跡があるほど(下谷地遺跡という名称)!

そんなわけで地域と米は切っても切れない関係であり、必ず入れたい要素の一つなのです。

続いて、どこに何色を入れるか?を考えるためデータで設計図を作り直しました。いちいち手書きは何かと大変ですが、これで修正も楽々できるように。

白抜きバージョン
他の案。このほかに5パターンくらい考えました。

数日PCとにらめっこしながら配置を熟考…。最終的にしっくり来たのがこちら。

金の目立つパネルには矢田の伝説が図柄として入る予定。

金以外のパネルについては、グレーは銀色、砂嵐っぽいところは白色での図柄が入り、黒無地は柄なしのパネルになります。

地域の方々と立体設計図づくり

さて、いよいよここから地域の方々と一緒に作る作業。実物の6分の1サイズの設計図を作ります。

まずはA3サイズを4枚張り合わせて、実物の6分の1サイズの設計図シートを作成。

実物は平面ではなく、凸凹感のある半立体にしたかったので、そうなるように発泡スチロールをカット。ちょっと…いやだいぶがたがたなのはもう気にしてられません(時間がなかった)。

100ピースを紙に貼っていきます。

設計図シートのアルファベットとピースのアルファベットとが一致するように貼っていく作業はまるでパズル感覚。この作業を2月頭のイベントに合わせ、この日の参加者の皆さんと一緒に矢田パズル(設計図)を完成させました。その時の様子がこちらです↓

この日のイベントはホウキ作り。
その前のウォーミングアップとして実施。

参加者の方が動画も撮影してくれました↓

とてもわちゃついている雰囲気が伝わるでしょうか(笑)。A1サイズの紙を13人で取り囲んでの作業は、後日ほかの参加者さんから「バーゲン会場みたいだったね」と話すほど大変込み合ってました(かなり笑いました笑)

とはいえ、私の説明不足のせいできっと皆さんよく分からなかったであろう中、とても協力的にやってくださいました。本当に感謝です(T_T)

さて、こうして出来上がったのがこちらの設計図です。

正面から見るとそんなに立体感がないのですが、斜めから見るとけっこう凸凹感があります(うーんちょっと込み合いすぎてるかも(-“-)?)。亮布は光の加減で見え方が違って見えるので、この凸凹感は実際どう見えてくるのか…?!非常に楽しみです^ ^

次はいよいよ布に図柄を落とし込む作業ですがまだまだ下絵制作中。半分くらいまでは描けたのでもうひと頑張りです…!

制作状況はインスタでも挙げていきたいと思います。

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