一年がかりで取り組んだプロジェクトが、本日をもってフィナーレを迎えました!いやぁ、長かった。。
およそ半年間、地域の方と汗水たらして取り組んだプロジェクトの様子も動画として本日から公開。ぜひ見てみてください(^^)/
この動画を作るにあたり、まず見てもらいたかった方々が矢田の住民の皆様でした。
地域の皆さんに最も伝えたかったのが「矢田ってこんなことができる地域だったんだな」ということ。
このプロジェクトを通じて地域の皆様が元来持っているパワーを改めて実感してほしいと思い、矢田のあたたかさとチームワークをキーワードに動画作成を進めてきました。
言ってみれば、この動画は私から矢田のみなさんへのラブレターのようなもの。。笑
そういうわけで、内輪向けな要素が多く、初見で見る人にはなんとなく分かりづらい部分があるかも…と思い、動画の補足説明をここに残しておきたいと思います。
冒頭~藍建て
![](https://rymp-lab.com/wp-content/uploads/2022/03/宮司さん-300x169.jpg)
![](https://rymp-lab.com/wp-content/uploads/2022/03/0522①-300x169.jpg)
冒頭のところで宮司さんが扉を開けるシーンは矢田の新たな物語の始まりを予兆させる意味で取り入れました。
この、宮司さんが「おぉ~~~」と言いながら扉を開けるシーンがかなりかっこよく、個人的にお気に入りのカット。太鼓を叩くところからここまでの流れは最後まで譲らなかったカットです。笑
タイトルテロップ以降のシーンからは、布作りの作業風景に合わせて住民インタビューが挿入されています。
布作りの作業でまず初めに行ったのが藍建ての作業。実は亮布作りはインド藍と天然泥藍の発酵建ての2つの路線で行っていました(この話に関してはまた後日)。
まずはこのプロジェクトの成功と藍建ての成功を祈願(40~44秒)。矢田集落の総代さんと矢田長寿会の会長さんと矢田のマコモの葉っぱと稲わらで作った飾りに向かって二礼二拍一礼(見えてないですが)。
![](https://rymp-lab.com/wp-content/uploads/2022/03/E3556582-4FC0-4441-965C-55F69A9740CD-scaled-e1647771349375-300x251.jpg)
ちなみに長寿会は現在の矢田の神楽を主体的に担ってくださっており、本プロジェクトのキーパーソンのひとりでもあります。
また藍建てには原酒造のいいお酒を使用させてもらったり(矢田には原酒造の杜氏さんがいます)、小道具にも細かな工夫をしてあります。笑
お二人からは矢田のお祭り・神楽の復活までの経緯と未来の矢田に対する希望をテーマにお話ししていただきました。
矢田のチームワーク
![](https://rymp-lab.com/wp-content/uploads/2022/03/亮布作り③住民と泥藍作り-300x199.jpg)
![](https://rymp-lab.com/wp-content/uploads/2022/03/かなちゃん2-300x169.jpg)
続いて泥藍作りのシーンに続きます。
泥藍をなぜ作ったのかという話も詳しくはまた後日になりますが、当プロジェクトは天然色工房tezomeyaの青木正明先生のプロジェクトとも関連させて行っていました。
本来であれば泥藍を作ってから→藍建てと進むはずですが、今回の場合泥藍作りは実験的に行ったので順番が前後しています。
この泥藍作り、カットは短いですが矢田のチームワークとあたたかさがよく表れていた場面でした。
そのためインタビューも矢田のチームワークをテーマにし、地区運動会の話をしていただいています。
というのも、矢田は毎年、地区運動会前になると地区住民が団体競技の練習を行うという伝説があります…!なので集落センターには過去の運動会の賞状やトロフィーが並んでいたり(1分25~30秒)。
団体競技だけはどこにも譲らない!という矢田ですが、「その代わり…ダメなのはリレー(選手の高齢化)」ということらしいです。笑 切実な理由…!
祭りと神楽の思い出
![](https://rymp-lab.com/wp-content/uploads/2022/03/塗布-300x169.jpg)
![](https://rymp-lab.com/wp-content/uploads/2022/03/藍の華2-300x169.jpg)
ここからのシーンは、映像は引き続き矢田のチームワークを残しつつ、インタビュイーは若手にバトンタッチ。
私と同世代の方と、その妹さんにインタビュー。矢田の祭りと神楽の思い出を語っていただきました。
現在、矢田でのお祭り行事というと、春祭りに神楽を出す以外は目立って大きい行事はない印象ですが(コロナのせいもある)、かつては夏祭りも存在していたそうです。保護者が屋台を出したり、スイカ割りをしたり、子供が喜びそうなイベントが多かったようです。
![](https://rymp-lab.com/wp-content/uploads/2022/03/天狗-300x169.jpg)
![](https://rymp-lab.com/wp-content/uploads/2022/03/狛犬-300x169.jpg)
続く若手インタビューでは私よりもほんの少し上の世代。このあたりの世代は、嬉しいことに矢田に残ってくれている方が多いです。後半部分の秋祭り当日のシーンでは、このあたりの世代の皆さんにとっても協力してもらっています。
インタビュイ―さんが話す「神楽おっかない説」については、矢田の神楽は長い歴史の間に舞が失われてしまい、今は各家庭を回り衣装を着て地域の五穀豊穣、家内安全を祈願する風習のみが残されていることに関係しています。
追いかけ役はインパクトのあるお面の天狗でしょうか…?大人たちが子供の気を引いていたことが窺い知れますね。
----ー
さて!、ここまでが動画のおよそ半分の補足&解説になります。
一気に書ききるにはちょっと疲れたので(笑)、明日また続きを書きたいと思います!
動画の後半部分も伝えきれなかったことがいっぱい。。お楽しみにです!
コメント