カードケース

苗族(ミャオ族)に伝わる招日神話をモチーフにしています。

鳥と太陽の物語 ‐苗族招日神話‐

人々は、山の向こうに隠れたままでいる太陽をなんとか引っ張り出そうと、雄鶏に太陽に呼び掛けてくれないかと頼んだ。そこで雄鶏が天に向かって呼び掛けたところ、太陽は雄鶏の美しい声につられて思わずかを顔を覗かせた。こうして地上に太陽は戻ってきたのである。あれから雄鶏のことをすっかり気に入った太陽は、自分の真っ赤な服の切れ端を切り取り雄鶏に帽子を作ってやった。だから今でも雄鶏は真っ赤なトサカを身につけているのである。

参考:村松一哉 編訳『苗族民話集』より

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