きまぐれ矢田ニュース vol.5

どんよりとしたお天気が続き、気持ちもふさぎ込みがちになりがちな新潟県の冬…。県民であってもなんとなく気が滅入ってしまう冬、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。。

そんなわけで… 気持ちを晴れさせるもの→外遊び→登山(実は好きです)ということで、今回のきまぐれニュースは登山のお話。

さっそく矢田一番の登山好きご夫婦にインタビューしてきました!

矢田の登山好きご夫婦・Oさん

矢田で登山と言えばOさんご夫婦。「山の話をし出したら止まらない」というお二人から、ついにお話を伺う機会をGET! 仰っていた通りお部屋の棚にはたくさんの登山アルバムや地図、過去の登山記録のファイルがずらっと並んでいました

登山の際は必ず作るという工程表。
こちらはなんと約40年前のもの!

登山はご夫婦で行かれるほか、登山好き仲間と行ったり、ソロ登山だったり。お勤めをされていた頃はもちろん、定年退職されてからコロナが流行る直前まで欠かさず山に足を運んでいたそうです。

若かりし頃のOさん。
イケメン!
矢田の登山好きなご近所さんも誘っていたとか!知ってるおばあちゃん(若い!)もいました。

1番好きな山は?

県内の山はもちろん、日本の有名な山はほぼ登り尽くしているOさん。おすすめの登山コースを挙げるとするなら…?

そんなお二人がそろっておすすめしてくれたのが 北アルプスの中房温泉登山口から、燕岳、大天井岳を経て、常念岳、蝶ヶ岳へと至るコース。「パノラマ銀座コース」などと呼ばれています。「表銀座縦走コース」と並んで、登山愛好家の方々からも人気の絶景コースなんだとか(下記記載のリンクをご参照ください)。

Oさんご夫婦は特に、道中に望める槍ヶ岳と穂高岳を眺めながらの道が「一番印象に残っている」そうです。

https://www.yamakei-online.com/cl_record/detail.php?id=202723

一体どんな絶景が広がっているのでしょうか…!?初心者なので登る場所はもっぱら「山」ばかりな私も、いつか挑戦したいです!

では、柏崎で挙げるとするなら…??

そこで教えてくれたのがこちらのコース。こちらなら初心者の私でもすぐに登れそうです。

①高内山(オススメ時期:4月上旬)

柏崎の西山地区にある城址山。時期になると遊歩道沿い一帯にカタクリ(別名は「春の妖精」!)が咲いてるそうで、それはもう綺麗なんだとか!高さも200メートルくらいの山なので、気軽なハイキングにうってつけです。

まだ行ったことがないので写真がない…  ホームページ等でぜひご確認ください!下記リンク柏崎市HPより)

https://www.city.kashiwazaki.lg.jp/soshikiichiran/sangyoshinkobu/shogyokankoka/kankosinko/23/26/2/5575.html

②南条八石山(オススメ時期:5月GW前後)

もうひとつは柏崎の南条にあるこちらの山。地域の有志ボランティアによる整備がとっても行き届いている山で、初心者でも楽しく登れる山です。いくつかコースがある中で、奥さんのオススメは沢登りから尾根に下るコース。この時期はカタクリのほか、シラネアオイなども咲いているそうです。

昨年11月はこんな眺めが見れました◎

高内山で足慣らしをしてから、八石山で花を愛でながら軽めの登山。皆様もぜひいかがでしょうか^^

私自身も八石山には登ったことがありますが、他の人のおすすめポイントを意識して登るのはまた新たな楽しみがありそうです!

2年前に初めて八石山に登ったとき。
ご近所の方に連れて行ってもらいました!

だけど…やっぱり舐めてはいけない、山の危険な側面

登山の達人であるお二人でも、これまでに危ない目に遭ったこともしばしば。どんなことがあったのかご夫婦それぞれからお話を伺いました。

①高山病には注意!

体質的に高山病にかかりやすいという奥さん。意識を失いかけたり、頂上手前で断念せざるを得なかった経験は何度もあったそうで、「辛いときは一歩足を前に出すことすらできない」というほど。高い山に登るときは、身体を高度に慣れさせながら登ることが大事、というアドバイスをいただきました。あとは水分補給もかなり大切になってくるようです。

②茂みに注意!

高山病には強いというお父さんからは、崖から落ちそうになったというエピソードを聞きました。写真に夢中になっている時や細い登山道で人とすれ違う時など、草の茂みに足場がなくて足を踏み外したことが何度かあったそう(幸い大事故には至らなかったそうです)。狭い登山道で人とすれ違う時は、崖側ではなく山側に避けるといいことを教わりました。

そしてお父さんがもう一つお話ししてくださったのが、雨の中軽装備で入山したというエピソード。途中で低体温症になり身体がガタガタ震える事態にまでなってしまったそうですが、山小屋に入りなんとか救われたそうです。

体温が34℃を下回ると、身体の震えすら起きなくなるんだとか。。雨だけでなく、汗の冷えによる体温低下にも注意ですね・・・!

山好きに聞く! 登山の魅力とは?

これまでたくさんの山に登ってきたOさんご夫婦。そんなお二人ならではの登山の魅力についてもお聞きしました。

①四季折々な山の姿

基本的に春や夏に登山することが多いというOさん。テレビなどでも山番組は欠かさずチェックしている中で、秋の山が取り上げられていると「やっぱり秋の山もいいな~」と思うそうです。四季折々で魅力がそれぞれ異なるからこそ、いつ登っても飽きないし新しい発見があるんですね。

②山が繋いでくれる出会いがある

かつて登った山で出会った人の中には、1度しか会っていないけれども年賀状のやり取りを続けているお友達もいらっしゃるとか。お互いにその年に登った山の報告をし合っているのだそうで、そういう不思議な出会いも山にはあるんだな~と羨ましくなりました^^

③初対面でも仲良くなれちゃう、開放的な感覚

登山に行くと、道中では人とすれ違う時に挨拶し合ったり、山頂ではおすすめポイントの情報交換をしたりすることはよくあることだそうです。山に行くと、初対面なのに不思議と心の距離が近くなった気がするのは私自身も感じていました。こうした山の中での習慣やマナーを「街中にも活かしていけたら、もっと町が良くなるんじゃないかなあ」と話していました。確かに、山にいるときのオープンな感覚が街中にもあったら。。何となく社会全体が明るく楽しくなりそうな予感がしてきます。

取材の途中でふと「山に登っても、エッセイも書けないしスケッチもできなくて残念」などと話されていたお父さん。しかしその代わりを十分に果たすくらい…いやそれを上回るくらい、写真はもちろん、これまで登ってきた山の地図や工程表(毎回自分で作成!)をまめにファイリングされています。こんなにマメに記録を残しておける方はそうそういないのでは?!と私は思います。

登った山もマーカーでチェックしているそう。
既にたくさんのマーカーの跡が。
登った山にナンバーがついている通り、登山回数は軽く100回以上を超えています…!

過去の写真や、色々なファイリングデータを見せてくれながらお話ししてくださったお二人は本当に活き活きしていて、私自身も今すぐにでも山が登りたくなりました。そしてなんだか、、高い山にも挑戦できそうな気がしてきたのでした(^^)

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さて、今回のきまぐれニュースはいかがでしたでしょうか?

なんと登山は冬でもできるそうです。しかも雪山の方が登りやすいとか…!? どなたかアテンドしてくださる方がいたら(笑)、冬山もいつかぜひ挑戦してみたいです。

ちなみに今回の記事は大寒波到来時に執筆中。外はまだまだ春なんて来なさそうな猛烈な吹雪に見舞われましたが、春が来たら私も思いっきり山を楽しみたいと思います!


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