きまぐれ矢田ニュース vol.2 前編

矢田に点在する小さな神社の謎に迫る!

矢田集落内を歩いていると、何軒かの家の敷地内に小さな鳥居を見かけることがあります。

聞いたところによると、矢田の中に小さな神社は全部で12社あったとか(今はその12社が統合されて熊野神社ができ、毎年春と秋にはそこで例大祭が行われます)。

私が所属する班には、分かるだけでもなんと4つも小さな神社があるそうです。

そこで今回の矢田ニュースでは、矢田に点在する小さな神社をテーマにしました。

地域のパワースポット(?)、矢田の小さな神社の謎に迫ります!

ムコウヤマさんちの神社「しんめさん」

一つ目の神社は「しんめさん」。ムコウヤマさんちの敷地内にある神社で、我が活動拠点・矢田屋から徒歩2~3分の所にあります。

正式名称は「神明社」で、この名がつく神社は天照大神が祀られていることが多いそうです(ウィキ情報)。

実はムコウヤマ家の先祖は目を悪くされていた(視力が悪い)方が多かったそうで、「目が悪くなりませんように」という、ご先祖様の願いから祀られたのがはじまりだったとか。

現在は鳥居も建物もしっかりと建てられているしんめさんですが、建物自体は30年そこそこのものでまだ新しめ。建物ができる前は石の祠のみを祀っていた素朴なものだったそうです。

ムコウヤマ家・Tさんが小学生の時に祠の建物を作ろうということになり、「学校終わりに一緒にお手伝いをしていたのがいい思い出」と話すTさん。Tさんのおじいさんのご兄弟(大工さんだったという)と一緒に、土台作りから柱を立てて…と、まさに手作りで建てた神社(!)。思い入れの深さがとっても伝わりますね。

もう一つ興味深かったのが、Tさんの母屋内にもミニサイズのしんめさんが祀られていることでした。

中央がしんめさんの神様。左は地鎮祭の時のお祓いの道具。

わざわざ外まで出向かなくても、いつでもしんめさんにお詣りが出来るように、と作られたそう。

神棚とはまた違うそうなので、母屋には神棚、仏壇、そしてしんめさんがあるということが分かります

なんと母屋は築100年を過ぎているそうで、この地域の大きな地震も2度経験しています。それでもまだまだ健在なのは、やはり神様たちがお家を守ってくれているおかげなんじゃないか、とのことでした。

今でも1~2か月に1回と、節目節目には欠かさずお参りをするというTさん。

「(しんめさんは)自分の家に昔からあるもの。それを祀る建物を自分も一緒に作ったという気持ちもあって、これからも大事にしていきたい」と話していました。

しんめさん、実際に行ってみた

ムコウヤマさんちの敷地内にあるしんめさん。前から気になってはいたけど少し行きづらい…なんて話をしたところ、「誰にでも開放しているよ~」ということだったので、それならばと実際に私も行ってみました!

Point①狛犬がお出迎え

狛犬は建物をここに建てる前からあったそう。台の後ろには「昭和53年」の文字が。小規模ながら、狛犬2体に鳥居、祠を祀る建物(社殿というのでしょうか??)…と揃っているあたり、なかなか立派な神社です

Point②眺めがいい!

「神社はそんなに高い位置にある訳ではないけど、眺めがいいんだよね」と話していたTさん。鳥居をくぐり、後ろを振り返ると、普段私が見ている景色とは違う矢田の景色が望めました。少し小高いところにあって見晴らしもよく、ご先祖様がこの場所を選んだ理由が実感できました。

Point③建物からまっすぐ伸びる杉

お参りも済み、さあ帰ろうと鳥居を後にして後ろを振り返ると…建物のちょうど中心を通るように杉の樹がまっすぐ生えています!すっと伸びるたたずまいに惹かれ、思わず気になって引き返しました(笑)

Tさんに伺ったところ、しんめさんのご神木だったようです。

かつては他にもたくさん樹が生えていたようですが、結構伐採されており、今はこの樹のみが残っている状態。「切らずに残してあるのはそれだけパワーがある樹なのだと思う」とTさん。なるほど、やはりただならぬ存在感を感じたわけです…!

前編・しんめさん編はいかがでしたでしょうか^ ^

近くにお住まいの方は是非、矢田へのお散歩がてらしんめさんへどうぞ(訪問の際には、事前に協力隊ヤマダまでご連絡ください)。

後編の小さな神社もアツい内容になっていますので、お楽しみにです!

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